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2年目の原木マイタケ栽培作業を始めました。

大館市地域応援プランの交付金を活用した、短木による原木マイタケ栽培の希望者が今年度55世帯になり6,000本のホダ木準備のため23年12月22日より様々な作業を共同の力で取り組みました。
今冬はとりわけしばれる日が多く、又豪雪に見舞われながらも今秋の収穫を目指して一人一役それぞれが持っている技能を生かしながら、集落活性化とムラビジネス構築のため前進しました。
23年度に収穫した素晴らしい「原木マイタケ」と一緒に紹介いたします。
23.10.上旬収穫最盛期
2個で約3kgの収穫
23.10.上旬収穫最盛期
2個で約3kgの収穫
杉林に埋め見事なマイタケを収穫   1.7kgありました。
杉林に埋め見事なマイタケを収穫
「1.7kgありました。
原木マイタケの特徴
【自然培養したホダ木を林地、雑草地に埋め込んで、自然の気象条件にまかせて栽培するので香り高い、より天然物に近いマイタケが採れます。勿論、添加物など一切使っていません。わずか長さ15cm程のホダ木をくっつけて地中に埋め込みマイタケの発生を待つだけです。水はけのよい場所、日当たりなどの条件整備が必要ですが高齢者でも充分に取り組める栽培方法です】


23.12.22ホダ木になるナラを伐採  15cmに切りそろえる玉切り作業
23.12.22ホダ木になるナラを伐採 
15cmに切りそろえる玉切り作業
6,000本のホダ木を準備しました グツグツとホダ木を煮込みます。
6,000本のホダ木を準備しました
グツグツとホダ木を煮込みます。
植菌室はカマクラで行います。 雑菌が少ないからで3基造りました
植菌室はカマクラで行います。なぜなら、雑菌が少ないからで3基造りました。
原木マイタケの植菌作業の注意点
【煮込んだホダ木を冷ましてからマイタケ菌を振りかけますが、この時雑菌の侵入対策が 一番神経を使います。雑菌が進入したか否かの判定は1~2カ月後でないと分かりません。
つまり、マイタケ菌が増殖すると同時に雑菌も出てくるからです】
植菌したてのホダ木 大館山田集落会:原木マイタケのホダ木販売 大館山田集落会:原木マイタケのホダ木販売
植菌したてのホダ木
(23年1月)
2ヶ月後増殖してきた
(23年3月)
6ヶ月後完成ホダ木
(23年7月)
いよいよホダ木の埋め込み 大館山田集落会:原木マイタケのホダ木販売 大館山田集落会:原木マイタケのホダ木販売
いよいよホダ木の埋め込み
(23年7月の写真です)
埋め込みパターンも様々
(同左)
仕上げは土をかぶせます。
(同左)
原木マイタケの埋め込み注意点
・埋め込む場所は第一に水はけのよい所、次に半日陽が当たるところが良い。家の庭木の側も良いがナメクジが発生しマイタケの幼菌を食べてしまう恐れがあり注意しましょう。  
・粘土質のところは水はけが良くないので不敵ですが高畦にすると何ら問題ありません。直射日光の当たるところは遮光ネットを張ると良いと思いますし仕上げに掛ける土はホダ木上3cm位にすると良い。  
・ホダ木を埋める時くっつけると大きなマイタケが発生しますが、雨のはね返りでマイタケに土が入り込むのでその対策としてビニールでトンネルにしたり、落ち葉を掛けます。  
・又、発生したての幼菌マイタケに手で触ったり息を吹きかけたりすると成長が止まる可能性があるので注意しましょう 。

【あとがき】
24年度に植菌したマイタケ菌は23年秋に当地山田地区の山から採れた天然マイタケの菌を培養した菌を使用しています。さて、今秋9月末から10月上旬にはどんなマイタケを収穫できるか今から楽しみです。  我が集落では他にキクラゲ、シイタケの原木栽培にも取り組みますが機械力に頼らず人力共同作業による力がとても大きな成果になることを実感しています。  植菌したマイタケホダ木は一本800円(税込)にて送料、手数料別で販売します、又収穫したマイタケは集落ネット販売達人市場にてご購入できます。